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古川雄大インタビュー(下)、スペクタクルリーディング『バイオーム』に出演!

言葉の大切さを再認識したタイミングで出会えた作品

橘涼香 演劇ライター


古川雄大インタビュー(上)

自分が植物を理解するところからはじめたい

──今回植物との2役ということで、古川さんは『エリザベート』のトートも演じていらっしゃいますが、人間ではないお役柄というのは、演じる上ではどうですか?

 とても難しいと思っています。ですから今回植物を演じるに当たっては、作品にとって何が必要な要素なのかをしっかりと理解して演じることになると思うので、僕自身が植物を理解するところから始めたいなと思っています。

古川雄大=岩田えり 撮影〈ヘア&メイク:平山直樹(wani)/スタイリスト:森田晃嘉〉

拡大古川雄大=岩田えり 撮影〈ヘア&メイク:平山直樹(wani)/スタイリスト:森田晃嘉〉
 

──ご自身としては好きな植物があるとか、例えば森林浴といった植物に接することなどに関心はおありですか?

 最近好きな植物はアイビーなのですが、僕は育った環境が、家のすぐ隣が山という、とても自然豊かなところだったので、植物を身近に感じていますし、どちらかと言うと、植物に囲まれている方が落ち着く気がします。

──それでは、今回植物を演じる上で親しみも?

 親しみはすごく感じているのですが、今回の作品に関しては、先ほどお話したことと重なるかもしれませんが、自分が植物を演じるに当たってどんな役作りをするか?という以上に、作品のなかでどんな役割りを果たすべきなのか?が重要になってくると思うので、親しみは十分感じながらも、自分ひとりでこうと決めずに、稽古のなかでみなさんと作っていくことが大切になると思っています。

古川雄大=岩田えり 撮影〈ヘア&メイク:平山直樹(wani)/スタイリスト:森田晃嘉〉拡大古川雄大=岩田えり 撮影〈ヘア&メイク:平山直樹(wani)/スタイリスト:森田晃嘉〉
 

──また、ここ最近の古川さんは、台詞劇の『シラノ・ド・ベルジュラック』の主演や、ミュージカル楽曲を集めたご自身のライブコンサートを開催されたばかりですが、そうしたご活動で感じたことは?

 ストレートプレイの主演が約10年ぶりだったのですが、そういった意味では、ずっとミュージカル作品をやってきて、ここでお芝居に取り組んだことで、自分の中でものの捉え方ですとか、表現の仕方に幅が広がったのかなと思います。もっともっとストレートプレイをやって行きたいという欲も出てきました。またコンサートにおいては、かなり挑戦的な内容だったのですが、それを全うできたので、まだまだ限界を作らないで攻めた方がいいんだなという思いにもなりました。特にいまの自分がこの曲とこの曲を立て続けに歌えるだけの技術が身についてきたんだと思えた、技術的な向上も感じられたのが自分のなかでも大きかったなと思います。

◆公演情報◆
スペクタクルリーディング『バイオーム』
2022年6月8日(水)~12日(日) 東京建物Brillia HALL
公式サイト
Twitterアカウント
一般発売日:2022年5月21日(土)AM10:00
[スタッフ]
作:上田久美子
演出:一色隆司
[出演]
中村勘九郎/ 花總まり 古川雄大/野添義弘 安藤聖/成河/麻実れい
★『バイオーム』制作発表会見レポートはこちら
〈古川雄大プロフィル〉
 2007年俳優デビュー。2012年にミュージカル『エリザベート』のルドルフ役に出演以降、ミュージカルの道へ進み、2018年に『モーツァルト!』で帝国劇場初主演。同年、第9回岩谷時子賞 奨励賞を、2019年には第44回菊田一夫演劇賞を受賞。2019年に『エリザベート』で憧れだったトート役を務め、今秋に再演される。映像作品では、2020年NHK連続テレビ⼩説『エール』に出演。昨年は『⼥の戦争〜バチェラー殺人事件〜』、『私の正しいお兄ちゃん』で主演を務めた。現在放送中の月10ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』では主人公の憧れの先輩を演じ、6月3日(金)には映画『極主夫道ザ・シネマ』、7月8日(金)には映画『モエカレはオレンジ色』の公開も控えている。
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筆者

橘涼香

橘涼香(たちばな・すずか) 演劇ライター

埼玉県生まれ。音楽大学ピアノ専攻出身でピアノ講師を務めながら、幼い頃からどっぷりハマっていた演劇愛を書き綴ったレビュー投稿が採用されたのをきっかけに演劇ライターに。途中今はなきパレット文庫の新人賞に引っかかり、小説書きに方向転換するも鬱病を発症して頓挫。長いブランクを経て社会復帰できたのは一重に演劇が、ライブの素晴らしさが力をくれた故。今はそんなライブ全般の楽しさ、素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたい!との想いで公演レビュー、キャストインタビュー等を執筆している。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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