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文化交流を再び! 韓国の伝統音楽とジャズを融合させたライブをやります!

ミン・ヨンチ ミュージシャン 韓国伝統音楽家

 私は在日コリアン3世。日韓の断絶は自分自身の内面の断絶にもつながると言っても過言ではありません。私は音楽家。なので、音楽で日韓をつなぐことは、これまで当たり前のように行ってきたことで、一種のライフワークだったと言えるでしょう。しかし、周知の通り、日韓文化交流はコロナによって止まってしまいました。一度断たれた小さな交流がまた再開するのは思ったより大変そうです。

 日韓両国での「隔離」が無くなった今、特別永住権者の私はビザ無しでとりあえず日韓を行ったり来たりできます。コロナ以前、日韓の間を互いにビザ無しで行ったり来たり旅行できていたことが、どれほど「平和」だったことかと思います。現時点では、日韓を旅行する際、ビザの取得に1カ月ほどかけて、ようやく行けるのですから、これは70年代(?)くらいに戻ってしまった感じですね。

 「隔離が無くなった!」ということで、私は消えた約3年間を取り戻すべく、すぐさま日本での公演を企画しました。

 久々の日本公演です。

 8月4日、大阪・曽根崎新地のミスターケリーズ、6日、東京・六本木のキーストーンクラブ東京で、韓日クォーターのハクエイ・キム(ジャズピアニスト)と私の韓国伝統音楽との二人だけのライブを企画したのですが、3年前の制作状況(スタッフ、制作費等々)は消えてしまっていて、一から自分でやり始めなければならない感じ。「こんなことまでして、やる? やらない?」という葛藤が当然湧いてきて、その葛藤を払拭するのにまたエネルギーを使っていること自体がまた、ストレスで。

大阪・曽根崎新地のミスターケリーズ拡大筆者提供
筆者提供拡大筆者提供

 もう、何も考えず、とりあえず、一つ一つできることからこなしていくだけ。3年前のある程度出来上がっていた「システム」のありがたさが身に沁みています。

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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