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『ざんねんないきもの事典』が初ミュージカル化 出演者に聞く(下)

眞嶋秀斗&前田隆太朗&坪倉康晴インタビュー

大原薫 演劇ライター


『ざんねんないきもの事典』が初ミュージカル化 出演者に聞く(上)

演じる姿がだんだん本当の小学生に見えてくる

――今稽古をしていて感じる、お互いの印象を教えてください。まず、前田さん・坪倉さんから見た眞嶋さんの印象は?

前田:なんだか小学生みたいなんですね。

眞嶋:ふふっ。

前田:秀斗くんと田崎礼奈さんと僕は同い年なんですね。昨日、礼奈さんが「秀斗くんは私たちより全然若く見えるよね」と言ってたんですけど、小学校4年生の芝居をしているとき、本当に小学生みたいに見えるんです。

左から、坪倉康晴・眞嶋秀斗・前田隆太朗=中村嘉昭 撮影拡大左から、坪倉康晴・眞嶋秀斗・前田隆太朗=中村嘉昭 撮影

眞嶋:そう言ってもらえると、ありがたいな。

前田:元々持っている声も若いし、小学生も秀斗くんが演じているのを見て共感を持てるんじゃないかな。

坪倉:僕も同意見です(笑)。秀斗くんは稽古が始まった段階から、常に最初から全力でやってるんですよ。タイトルが「ざんねんないきもの」となっていて、しゅうたも最初はざんねんに見えるけれど、物語が発展していくにつれてヒーローっぽくなっていく。

前田:素晴らしいですよね。彼は全然ざんねんに見えない。

眞嶋秀斗=中村嘉昭 撮影拡大眞嶋秀斗=中村嘉昭 撮影

――じゃあ、眞嶋さんは逆にざんねんに見せるのが今後の課題になってくる?

前田:そうかもしれない。

坪倉:秀斗くんはカッコいいからなあ。

――前田さんの印象は?

坪倉:隆くん(前田)はみんなよりもいろんな動物を演じています。オオカミがメインになってくると思うんですが、なんだかんだ言って僕が好きなのはクビキリギス。今まで見たことがない隆くんなんです。

前田隆太朗=中村嘉昭 撮影拡大前田隆太朗=中村嘉昭 撮影

前田:一瞬しか出てこないけどね。

眞嶋:前田くんっぽいよね。とにかく前田くんのいろんな面が見られるし、身体能力の高さを感じますね。立ち方にしても起き上がり方にしてもカッコいいなって。前田くんなりの角度があるので「すごい!」と思いますよ。オオカミも迫力があるけど、やっぱりクビキリギスかな。

前田:いいんだよ、クビキリギスに注目しなくて(笑)。

村上大樹がキャストに合わせてキャラクターを当て書き

――坪倉さんの印象は。

坪倉:僕はほとんどがキツネ。

前田:ニワトリもやってない?

坪倉:あっ、ニワトリもやってる。忘れてた(笑)。台詞があるのは(小学生の)こうちゃそとキツネだけで、こうちゃそは最初しか出てこない。

眞嶋:キツネは重要な役割を担っているよね。キツネでこの作品の温度感もちょっと変わってくるし。キツネでどのくらい子供の感じを出せばいいのか。すごく深く考えている。

坪倉康晴=中村嘉昭 撮影拡大坪倉康晴=中村嘉昭 撮影

坪倉:まだ悩んでる段階で……。

前田:まだ秀斗くんがいいところを喋ってるんだから、静かに!

坪倉:はい(笑)。

眞嶋:康晴くんの見どころは猫ですかね。

前田:すごいジャンプで猫を表現しているので、そこはぜひ注目してください。

坪倉:一瞬かもしれないけど。

前田:僕は康晴とは前に1回共演しているんですが、声がハスキーで見た目もきりっとしているから、可愛いというよりはカッコいい感じじゃないですか。でも、今回は可愛いキツネの役。村上さんは康晴が可愛い人だというのを見抜いたんだなと思う。

眞嶋:村上さんはその人に当てて書いたって。

前田:じゃあ、俺は一匹オオカミのはぐれ者だって思われたのかなあ(笑)。康晴の可愛い部分を見せるのが、今から楽しみです。

左から、坪倉康晴・眞嶋秀斗・前田隆太朗=中村嘉昭 撮影拡大左から、坪倉康晴・眞嶋秀斗・前田隆太朗=中村嘉昭 撮影

――坪倉さんは可愛い面が出せそうですか。

坪倉:いやぁ、どうなんですかね、僕も一応25歳なんで。

前田:可愛いよ(笑)。

坪倉:村上さんと稽古をしながら話していて、くどすぎず、大人過ぎず、いい塩梅にするのが難しくて、今は苦戦してます。周囲の皆さんが個性を全力で出してくるので、僕も何か入れた方がいいのか、シンプルに演じた方がいいのか、迷っているところです。

眞嶋:今日の稽古はあざとくいきましょう。

坪倉:あざとくですか、うわあ(笑)。いろいろ試してみます。

◆公演情報◆
『ざんねんないきもの事典 ~いきものたちの逆襲~』
2022年8月18日(木)~28日(日) 池袋・あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
公式ホームページ
[スタッフ]
原作:『ざんねんないきもの事典』シリーズ(高橋書店)
脚本・作詞・演出:村上大樹(拙者ムニエル)
音楽:楠瀬拓哉
[出演]
眞嶋秀斗、前田隆太朗、坪倉康晴、田崎礼奈
矢島舞美、加藤啓、野口かおる
小川菜摘
〈眞嶋秀斗プロフィル〉
 2012年~2014年までavex Rookie Boys、aLovaL Boys EASTとして活動。その後、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンに桃城武役で出演し、ミュージカルや舞台を中心に活躍中。主な出演作品は、『パレード』、『象』、conSept ヤングアダルト・シリーズ #1 『アーモンド』など。
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〈前田隆太朗プロフィル〉
 15年より本格的に俳優活動を開始。翌年、LIVEショー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION2」で主演のルフィを射止める。2017年ミュージカル「テニスの王子様 青学vs立海」の切原赤也役に合格。主な出演作品は、『NARUTO -ナルト-』、『霧の中のノスフェラトゥ〜ドラキュラ伝説〜』、『鬼滅の刃』など。10月に、アナタを幸せにする世界の伝説シリーズvol3『ジェヴォーダンの怪物~狼男伝説~』への出演を控えている。
公式サイト
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〈坪倉康晴プロフィル〉
 2020年に劇団番町ボーイズ☆のメンバーに加入。劇団番町ボーイズ☆以外の舞台作品にも多数出演。主な出演作品は、ミュージカル『DREAM!ing』、舞台『魔法使いの約束』、『霧の中のノスフェラトゥ〜ドラキュラ伝説〜』など。11月に、ミュージカル「Shuffle !〜まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』〜」への出演を控えている。
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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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