文化・エンタメ　記事一覧

「死刑になりたくて殺そうとした」は本当か

あまりにも奇妙な死刑に対する怖れのなさ

　「死刑になりたかったからやった」と犯行の動機を語る殺傷（未遂）犯を、あまりにも多く目にするようになった。そうした発言は毎度深刻に受け止め…… ［続きを読む］

廣瀬友祐×増子敦貴（GENIC）が語る『東京ラブストーリー』

原作にとらわれず、舞台版の三上を2人で作っていきたい

　人気漫画家の柴門ふみが1988年に発表し、1991年にテレビドラマ化されるやいなや社会現象となった『東京ラブストーリー』。漫画を原作に初…… ［続きを読む］

『一富士茄子牛焦げルギー』小柴陸・羽野晶紀・橋本さとし・たなかしん取材会レポート

絵×音楽×朗読で想像を超える感動を呼んだ幻の舞台が再び

　画家で絵本作家のたなかしんが、第53回日本児童文学者協会新人賞を受賞した「一富士茄子牛焦げルギー」（2020年 BL出版刊行）は、軽妙な…… ［続きを読む］

【公演評】星組『ディミトリ～曙光に散る、紫の花～』『JAGUAR BEAT－ジャガービート－』

儚く美しい芝居と革新的爆発ノンストップショーで、礼真琴が新しい時代を切り拓く

　星組公演　浪漫楽劇『ディミトリ～曙光に散る、紫の花～』（並木陽作「斜陽の国のルスダン」より）とメガファンタジー『JAGUAR BEAT－…… ［続きを読む］

分裂する超大国の明日を問う２冊の『アメリカとは何か』～「理念の共和国」はどこへ

混迷し続けるアメリカを知るための道案内となる近刊の新書と古典的作品

　11月8日投票のアメリカの中間選挙は、超大国の社会的分断を改めて危惧する結果となった。上院はかろうじて与党・民主党が過半数を維持したが、…… ［続きを読む］

ドラマ「エルピス」が見せる「安倍政治的なものの総決算」への期待

　加藤陽子・東京大学教授(日本近代史)が 朝日新聞デジタル(2022年11月1日配信 )でこう語っていた。 　「半年前と今とでは、社会の空…… ［続きを読む］

『ある男』石川慶監督に聞く──「映画祭への出品とヒットを両立させたい」

　とある地方の町に現れた無口な男、大祐(窪田正孝)は、文房具屋を営むシングルマザー、里枝(安藤サクラ)の夫になる。だが、大祐は不慮の事故で…… ［続きを読む］

皆既月食や日食に盛りあがる日本人の心に潜んでいるもの

442年ぶりの皆既月食と惑星食を愛でながら

　あの日、日本中あちらこちらで一体どれくらいの人が空を見上げたのだろう。11月8日の皆既月食+惑星食の日だ。その数日前から、「惑星の天王星…… ［続きを読む］

クラシック音楽の世界はコロナ禍を経てどう変わったか？～演奏会は復活したが……

日本クラシック音楽事業協会の入山功一会長に聞く

　新型コロナウイルス感染症は社会の至るところに影響を与えました。クラシック音楽の世界も例外ではありません。一時は演奏会が激減、苦境にあえい…… ［続きを読む］

『はるかそよかの音楽に恋して』に出演、平野綾インタビュー（下）

家族写真の代わりに作品の写真が載っている

平野綾インタビュー（上） 今後はもっとストレートプレイをやりたい ――子役時代も入れると、平野さんはデビュー25周年で、長いキャリアですね…… ［続きを読む］

『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』に出演する竹内將人に聞く (下)

モリエール＋日本のセンス＋プルカレーテ演出で魅力的な作品に！

竹内將人に聞く (下) ──その中でご自身の役柄についてはいかがですか？ 　（佐々木）蔵之介さん演じるアルパゴン、守銭奴のドケチ親父の息子…… ［続きを読む］

『はるかそよかの音楽に恋して』に出演、平野綾インタビュー（上）

こんなクラシックの表現は見たことがない！

　平野綾が、11月23日（水・祝）、サンケイホールブリーゼで開かれる、チェロ＆ピアノ＆ヴォーカル『はるかそよかの音楽に恋してmeets 平…… ［続きを読む］

『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』に出演する竹内將人に聞く (上)

最高の現場にいるんだなと日々実感している

　舞台、映画、ドラマなどジャンルを越えて活躍する実⼒派俳優・佐々⽊蔵之介と、ルーマニアの巨匠、演出家・シルヴィウ・プルカレーテがタッグを組…… ［続きを読む］

東京国際映画祭は「飛躍」したか──作品の質は高くなったが……

審査委員の構成、会場、開会式などに一考の余地あり

　昨年(2021年)、東京国際映画祭はここに書いたように大きな変化を遂げた。 　2000年に東京フィルメックスを立ち上げ率いてきた市山尚三…… ［続きを読む］

劇団四季『ノートルダムの鐘』カジモド役のひとり飯田達郎取材会レポート

お客さまの心が浄化される、その一端を担えるのが幸せ

　劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』が、京都で約3年ぶり、3度目の上演を果たす（12月18日～2023年4月9日　京都劇場）。ヴィ…… ［続きを読む］