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ウェビナー参加者募集 バブル経済事件「尾上縫」に学ぶリスク管理【9月15日19時開催】

論座編集部

 朝日新聞社の言論サイト「論座」の編集部は9月15日(水)夜、「バブル経済事件『尾上縫』に学ぶリスク管理」と題して、インターネット上でトークライブを開催します。ZOOMのウェビナー機能を用い、参加の皆様と質疑を交わす予定で、ご参加のお申し込みを受け付けておりましたが、定員に達しましたため、受付は終了しました。後日、動画を論座にて公開し、以下のURLにリンクを掲載します。https://webronza.asahi.com/judiciary/relation/2021072900006.html

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 日本経済新聞社で証券部の兜クラブキャップや編集委員、産業部長、専務を務め、著書『バブル 日本迷走の原点』(新潮社)が4年前にベストセラーになった永野健二さんを招きます。『バブル経済事件の深層』(岩波新書)の共著のあるジャーナリストの村山治さんと朝日新聞編集委員の奥山俊宏がホスト役を務め、将来に生かすべきバブル経済事件の教訓を探ります。

なぜ日本興業銀行は料亭の女将にのめり込み、2千億円を貸したか

 日本興業銀行(興銀)は大蔵省、日本銀行とともに、昭和の日本経済を支える経済統治システムの重要な一翼を担い、「産業金融の雄」として戦後復興と高度経済成長を支え、大企業再編の立役者となりました。経済社会の尊敬を集め、就職先としてのブランドはトップクラスでした。その興銀が、大阪・ミナミの料亭の女将、尾上縫(おのうえぬい)に新時代の生き残り戦略を描き、異常にのめり込みました。興銀を筆頭に金融機関による尾上への融資の延べ累計額は1986年以降の5年余りで実に2兆7736億円。1991年8月に尾上が逮捕された当日の残高は4691億円で、うち2295億円が興銀グループでした。1個人への融資としては前代未聞です。

 永野さんは日経新聞の記者として、興銀の中枢にいた幹部たちから内部告発を受け、尾上について問題提起する記事を他に先駆けて世に出しました。尾上との常識外れな関係について、興銀内部でどのような葛藤があったのか。興銀と尾上の事件からどのような教訓をくみ取ることができるのか。おかしな方向に組織や社会が走りだしたとき、それに異論を唱え、是正を図るにはどうしたらよいのか。今の日本経済、日本社会になお興銀と尾上の事件が与えている影響とは何なのか。ベテラン記者たちがそれぞれの視点で議論します。

 興銀と尾上について、AJは「大阪の女将に逆ざや融資 指弾された興銀」、「 興銀が大蔵省の支離滅裂行政を法廷で内部告発」で詳報。永野さんと興銀、尾上の縁については、奥山が朝日新聞デジタルに「バブル崩壊をたどって(3)興銀内部告発と最高裁の変化」を出しています。奥山と村山さんの共著『バブル経済事件の深層』の第一章「尾上縫と日本興業銀行――産業金融の雄はなぜ大阪の女将に入れ込んだのか」はこれらの原稿を下敷きに完成させたものです。

 法と経済のジャーナル(AJ)は朝日新聞社のインターネット新聞(ニュースサイト)として2010年7月21日に原稿の発信を始め、今年6月1日、朝日新聞社の言論サイト「論座」の下に引っ越しました。AJの創刊11周年と論座への合流を記念して、インターネット上で記者イベントを毎月開催することにしました。その第3回となるのがこの9月15日夜の本イベントで、ご購読者に限らず、ご関心のある方はどなたでも、朝日IDの会員登録をした上で無料でご参加いただけます。しかしながら、お申し込みが定員に達しましたため、受付は終了しました。