平素より「論座」をご愛読いただき、心より感謝申し上げます。
すでにご案内申し上げておりますように、論座を近く終了させていただきます。4月25日で論考の更新を停止し、7月いっぱいでサイトを閉じることにいたしました。
読者のみなさま、そして、ご執筆いただきました筆者の方々に、重ねて御礼を申し上げます。
なお、論座会員と朝日新聞デジタルのプレミアムコース、ダブルコースのみなさまは、7月のサイト終了まで引き続き論座をお読みいただけます。
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朝日新聞デジタルは4月19日、言論サイト「Re:Ron」(リロン)をオープンしました(https://www.asahi.com/re-ron/)。コンセプトは「立ち止まるためのメディア」です。
「論破」「ファスト化」「分断」といったネット世界の歪みがあらわになっています。多様な立場の人が安心して考えを発信し対話を重ねることで、社会的課題を問い直すことができる場を生み出したい。新たな時代の言論サイトとして、読者のみなさまと共に育てていきます。
■インタビューシリーズ「ネット世界とメディア」
オープニング企画として、インタビューシリーズ「ネット世界とメディア~立ち止まって考える」が始まりました。各界で活躍する学識者、現場を知る当事者、次代を担うオピニオンリーダーたちの言葉から、ネット時代におけるメディアや言論空間のあり方、課題と可能性を考えます。
■人類学者がひもとく「コロナ禍とは」
連載「コロナ禍と出会い直す 磯野真穂の人類学ノート」では、在野の人類学者の磯野さんが独自の視点やフィールドワークを通してコロナ禍を歩きながら考えたことをつづります。コロナ禍とはいったい何だったのか。人類学の手法を通じてパンデミックを映し出した社会の姿をひもときます。
Re:Ronでは、現場を知る当事者や専門家・キーパーソンによる論考を中心に、読者のみなさまが様々な社会課題について、立ち止まってじっくり考えを深めるためのヒントとなるようなコンテンツや機能を、今後充実させていきます。
■アドバイザーに3氏
Re:Ron編集長に、弊社の文化部記者として映画やメディアの取材経験が豊富な佐藤美鈴(39)が就任しました。またサイトの伴走者として、永井玲衣(哲学者)、望月優大(ライター)、三牧聖子(国際政治学者)の3氏がアドバイザーに就きます。それぞれの専門分野や経験をもとに、サイトのあり方や方向性について助言していただきます。
対話を重ねて「論」を深め合う。流れ続ける情報の前で立ち止まり、様々な言葉を通して世界を広げ、新たな景色にたどり着く。そんな場をRe:Ronは目指します。ご注目ください。
「Re:Ron」のソーシャルメディアアカウント
Twitter:https://twitter.com/reron_asahi
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※論座のサイト終了後は、これまで論座に掲載された論考を「Re:Ron」から検索して読むことができるよう検討しております。ベーシックコース、スタンダードコースを含む朝日新聞デジタルの全ての有料会員がご利用になれます。
朝日新聞社