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マルチアングル映像の普及が視聴価値を変える

制作側から視聴者へ移行する編集権、同時複数撮影の映像が生む新たな価値

野々下裕子 フリーランス・ライター

 インターネット上で複数方向からの動画を流し、その中から好みのアングルに切り替えて見ることができる、「マルチアングル」あるいは「マルチビュー」という技術が注目されている。

VIXTのデモ画面。メーン映像の下にサムネイルで他のアングルが表示され、クリックでリアルタイムに切り替え再生ができ、履歴をそのまま保存することができる拡大VIXTのデモ画面。メーン映像の下にサムネイルで他のアングルが表示され、クリックでリアルタイムに切り替え再生ができ、履歴をそのまま保存することができる
 すでにオリンピックのテレビ中継でも、マルチアングル機能を使った番組はあったが、限られた映像の簡単な切り替えしかできなかった。

 最近登場したサービスは、テレビスタジオのカメラの切り替え機能を完全に利用者に開放するもので、六つものアングルを自由に切り替えることができるのが特徴だ。

 NTTが提供する「マルチビュー映像配信サービス」は、西武ドームに来た観客専用のサービスで、高速Wi—Fi通信を利用し、手持ちのモバイル端末から通常のブラウザーで試合映像を観戦できるもの。

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筆者

野々下裕子

野々下裕子(ののした・ゆうこ) フリーランス・ライター

デジタル業界を中心に、国内外のイベント取材やインタビュー記事を雑誌やオンラインメディアに向けて提供する。また、本の企画編集や執筆なども手掛ける。著書に『ロンドン五輪でソーシャルメディアはどう使われたのか』。共著に『インターネット白書2011』(共にインプレスジャパン)などがある。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです