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饒舌だった「橋下劇場」会見を検証

個人攻撃を許した事なかれ主義

松本創 ノンフィクションライター

検証「橋下報道の8年」

 両者の関係を検証していくと、いくつかの時期に分けられる。拙著ではその変遷を時系列でたどり、各章のタイトルとした(太字部分)。

●一体化するメディア
 「2万%ない」と出馬を完全否定したのを翻して立候補、圧勝した2008年1月の大阪府知事選から約2年間、橋下氏とメディアは蜜月関係にあった。売れっ子タレント弁護士だった橋下氏と身内同然の在阪テレビ各局は連日、動向を追いかけ、何の疑いも持たず権力者と一体化。彼の主張やコメントを垂れ流し、「改革」の名のもと、府庁や教育委員会などの公務員叩き、文化団体や社会的弱者を切り捨てるような施策を後押しした。

 代表的な例が、毎日放送(MBS)の ・・・ログインして読む
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筆者

松本創

松本創(まつもと・はじむ) ノンフィクションライター

1970年、大阪府生まれ。神戸新聞記者を経て、フリーランスに。著書に『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い』(東洋経済新報社)、『誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走』(140B、2016年度日本ジャーナリスト会議賞受賞)など。