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実世界に危機を及ぼす陰謀論 悪化招く「偏向」排した言論を

崔承浩 ジャーナリスト、前韓国MBC社長

本音はユーチューブで

 朴槿恵氏に対する弾劾は、主流メディアの報道で始まった。テレビ局JTBC、ハンギョレ新聞、テレビ朝鮮がその主要な貢献者だ。しかし、朴氏は自分を弾劾しようとする試みが虚偽情報に基づいており、正常な判断が行われれば憲法裁判所が自分を救ってくれると信じていたようだ。憲法裁判所で裁判が続いていたまさにその時、2017年1月25日、朴大統領は突然、「鄭奎載(チョン・ギュジェ)テレビ」で単独インタビューに応じた。鄭奎載テレビとは、韓国経済新聞という韓国で最も保守的なメディアの主筆を務めた鄭奎載氏が作ったYouTube放送だ。鄭奎載テレビはその時まで、朴大統領の弾劾は不当だと主張してきたが、朴氏は青瓦台担当記者がいる大手報道機関を避け、YouTube放送とのインタビューを選んだのである。これまで自粛する態度を見せていた朴槿恵氏はこのインタビューで本音を

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筆者

崔承浩

崔承浩(チェ・スンホ) ジャーナリスト、前韓国MBC社長

1961年生まれ。韓国MBCの調査報道番組「PD手帳」などで政権や社会の不正、疑惑を暴いた。労組のストを主導したとして2012年に解雇され、非営利メディア「ニュース打破(タパ)」結成に参加。その後、MBCの社長に(2017年12月〜20年2月)。韓国探査ジャーナリズムセンター、「ニュース打破」プロデューサー。政治介入に屈した放送局幹部らを映したドキュメンタリー映画「共犯者たち」や「スパイネーション/自白」を監督。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです