メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

戦地取材の危うさと葛藤 コソボ、チェチェンと現在地

戦争とメディア

町田幸彦 東洋英和女学院大学教授、元毎日新聞欧州総局長

大活躍の場、奪ってしまい

 不安の背景の一つとして指摘したいのは、時代環境の変化である。戦地の現場にメディア関係者への不信や敵視が表面化するようになった。イラン・イラク戦争、湾岸戦争、旧ユーゴスラビア紛争を取材した元毎日新聞主筆、伊藤芳明氏は次のように回想する。

・・・ログインして読む
(残り:約6322文字/本文:約7513文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

町田幸彦

町田幸彦(まちだ・ゆきひこ) 東洋英和女学院大学教授、元毎日新聞欧州総局長

1957年広島市生まれ。毎日新聞でウィーン支局長、モスクワ支局長、欧州総局長(ロンドン)を歴任。旧ユーゴ紛争、ベスラン学校占拠事件、ウクライナ民主化運動などを取材・報道した。2009年から東洋英和女学院大学教授。国際報道・メディア論、ユーラシア地域研究専攻。著書に『コソボ紛争―冷戦後の国際秩序の危機』(岩波書店)、『世界の壊れ方 時評二〇〇八~二〇一二』(未來社)など。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです