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田中角栄内閣とロッキード事件から50年でライブトーク動画

 


 朝日新聞社の言論サイト「論座」と「法と経済のジャーナル AJ」の編集部は12月15日(水)夜、「田中角栄内閣発足50年を前に 米国発ロッキード事件を検証する」と題して、インターネット上でトークライブを開催しました。朝日新聞の奥山俊宏編集委員とジャーナリストの村山治さんが語り合い、後半ではズームのウェビナー機能を用い、参加の皆様と質疑を交わしました。その模様を録画したビデオのうち、前半がこの原稿の冒頭に掲載しました動画です。後半の動画はこの原稿の末尾にパワーポイントスライドのPDFファイルとともに掲載しています。

2022年は田中政権発足・ロッキード事件発生50年の年

 2022年7月7日、故・田中角栄さんが総理大臣に就任してから満50年となります。2022年8月23日は、田中首相が東京・目白台の自宅で、商社・丸紅の檜山広(ひやま・ひろ)社長と会い、ロッキード社の利益のために協力してほしいとの請託を受け、その報酬として現金5億円の供与を受ける約束をなしたとされる日から満50年となる日です。つまり、2022年は田中内閣発足50年となる年であり、かつ、戦後最大の疑獄、ロッキード事件の中核となる事件の発生から満50年となる年でもあります。

 田中さんは今でも国民的な人気を集める、昭和を代表する政治家です。一方、ロッキード事件は「総理大臣の汚職」であるというにとどまらず、贈賄側が、アメリカの情報機関CIAと密接なつながりのある軍需メーカーであり、戦後日米関係の闇の一端を垣間見させてくれる疑惑でもあります。そこで、満50年の節目となる年が始まるのにあたって、この事件について取材してきた2人が語り合います。

 ロッキード事件について、奥山記者と村山さんは、朝日新聞社の昭和報道を検証する2009年度の年間企画の一環で、米国立公文書館や大統領図書館でのリサーチ、国内外の関係者への取材を重ね、2010年2~3月、朝日新聞紙面に「『中曽根氏から、もみ消し要請』 ロッキード事件、米に公文書」、「『自民離脱、信問う』示唆 三木元首相が米政府に密使 ロッキード事件」などのニュースを出し、「検証 昭和報道 ロッキード事件」を連載しました。これに続けて、法と経済のジャーナル(AJ)で、奥山記者が中心となって、2010年12月15日に連載企画『秘密解除・ロッキード事件』を始めました。米国の国立公文書館や大統領図書館で発掘した史料に基づき、「中曽根幹事長からホワイトハウスに届いたメッセージ『もみ消すことを希望』」、「ハイレベルの米政府の圧力」、「CIAから『日本の政党』への資金提供で日米が口裏合わせ」、「米政府は田中角栄をどう見たか『腐敗のオーラをまとったウソつき』」といった原稿を掲載し、それらはのちに書籍『秘密解除 ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』にまとめられました。その業績で奥山記者は、司馬遼太郎賞(2017年度)と日本記者クラブ賞(2018年度)を受賞しました。東京地検特捜部でロッキード事件の捜査主任検事を務めた元検事総長の吉永祐介さんについて記者たちが語り尽くす連載企画「特ダネ記者が今語る特捜検察『栄光』の裏側」の原稿は、村山さんが執筆し、2014年6月から2015年1月にかけて22回にわたってAJに連載されました。これも書籍『田中角栄を逮捕した男 吉永祐介と特捜検察「栄光」の裏側』にまとめられました。

 12月15日夜のライブトークでは参加者からQ&A機能で約30のご質問・ご意見が寄せられ、奥山記者と村山さんから答えました。

 チャット機能では以下のような声が寄せられました。

 私が生まれた頃に発覚した裁判なので時間感覚で長く感じました。素人的な質問にも丁寧な回答有難うございました。

 論座(全ジャンルパック)もしくは朝日新聞デジタル(プレミアムコース、ダブルコース)の購読者は以下のリンク先から、ライブトークで用いたパワーポイントのスライドの一部をPDF化したファイルをダウンロードすることができます。

 全体の進行と事前に寄せられたご質問
 当時の朝日新聞紙面(1972年6月~76年2月)
 当時の朝日新聞紙面(1976年4月~2006年7月)
 米政府は田中首相をどう見たか
 中曽根氏の関わり
 CIAから日本の政治家への資金提供

 法と経済のジャーナル(AJ)は朝日新聞社のインターネット新聞(ニュースサイト)として2010年7月21日に原稿の発信を始め、2021年6月1日、朝日新聞社の言論サイト「論座」の下に引っ越しました。AJの創刊11周年と論座への合流を記念して、インターネット上で記者イベントを毎月開催することにしました。その第6回となるのがこの12月15日夜の本イベントでした。

 論座AJのオンライン記者イベントは「論座AJライブトーク」として、今後も2022年3月まで月1回、毎月第3水曜日夜に開いていく予定です。第7回は1月19日(水)午後7時から「公文書管理とガバナンス 日米比較」「米国立公文書館を使ってみて感じたこと学んだこと」と題して開催する予定です。参加のお申し込みはこちらのサイトで:https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11006709

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 以下の動画は、ロッキード事件と田中角栄元首相に関する12月15日夜のライブトークを収録したビデオの後半です。論座(全ジャンルパック)もしくは朝日新聞デジタル(プレミアムコース、ダブルコース)ご購読の上でご覧く

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