法と経済のジャーナル深掘り

福島第一原発事故１０年をめぐる論座ＡＪの記事

奥山俊宏

2021年12月31日

　

　東京電力の福島第一原子力発電所で２０１１年３月に炉心溶融事故が相次いで発生してから満１０年を迎えた２０２１年、「論座ＡＪ」（法と経済のジャーナル）では、事故を検証し、教訓を探る原稿を１７本掲載しました。それらのリンクを以下にまとめました。

連載・炉心溶融事故研究者

ＤＣＨの恐怖、窒素封入配管の開放を進言… 福島原発最悪の夜
原発「安全研究」は事故リスク解析、米スリーマイル島事故が転機に
桁違いに大きい地震の原発事故リスクに「安全目標」未達？　見送られた津波対策
原発の安全規制で「戦争」を想定外にしていい理由は？「我々、福島で痛い目に」
「それでも、いつかどこかで原発事故は起きる」想像力を養い、弱点見抜け

福島第一原発の事故現場回想

事故原発に首相、作業員「怒ってるよ、菅直人、何しに？」
福島第一原発１号機の爆発音は「抜けたなぁみたいな軽い音」
福島第一原発３号機爆発「低く速いダーンッ！」無衝撃の轟音
東京電力「しゃべればいいのに、しゃべらないから言いなりに」

株主代表訴訟詳録

５月２７日　東京電力元副社長「対策工まで議論がたどりつかず」株主代表訴訟で尋問

６月２８日　東京電力元社長ら陳述書「１４ｍの津波がくる可能性」を耳にして三者三様
７月６日　東電元副社長の説明に裁判長「聞いていると国の地震本部がバカみたい」と皮肉
７月２０日　武黒元東電副社長「津波対策、担当がどう考えていたか承知せず」
８月１８日　東京電力22兆円株主代表訴訟を記者が語るライブトーク動画
１１月３０日　福島原発事故めぐる東京電力株主代表訴訟が結審、判決は来年７月

検証・東電原発事故の発表と報道

福島第一原発事故の現実と認識、その報道、それらのギャップ
2011年3月11日～17日、現場では何が起きていたのか
福島原発事故報道への批判への反論　記者はあのときどうするべきだったか
報道批判の実相を検証し、教訓を抽出・提示

福島第一原発＝２０２１年６月２２日午後０時１分、福島県大熊町、朝日新聞社機から、瀬戸口翼撮影