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《冒陳・論告要旨》 鳩山首相元秘書「私の罪」 偽装献金初公判、禁固2年求刑

 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金事件で、総額約4億100万円の政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた元公設第1秘書・勝場啓二被告(59)の初公判が3月29日、東京地裁(平木正洋裁判長)であり、勝場元秘書は「間違いございません」と起訴内容を認めた。検察側は禁固2年を求刑し、即日で結審した。判決は4月22日。

 ▽検察官による冒頭陳述の要旨

 ▽検察官による論告の要旨

 検察側の冒頭陳述によると、勝場元秘書は2002年ごろ、首相個人からの資金援助だけでは事務所の資金繰りが苦しくなり、鳩山家に近い人物に相談。この人物から話を聞いた首相の実母は、毎月1500万円を「息子が自由に使える資金」として、側近を介して勝場元秘書に渡すようになった。

 しかし勝場元秘書は、懇話会の

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