2010年08月31日
米紙ニューヨーク・タイムズは8月28日、米国の現在の経済不況を1990年代の日本の「失われた10年」になぞらえながら分析する記事を出した。
記事は「1990年代のいわゆる『失われた10年』に日本が陥っていた経済の停滞のような状況に米国が沈んでいくリスクへの恐れが再び高まっている」と指摘。ノーベル経済学賞を受賞したことのあるジョセフ・E・スティグリッツ氏の言葉として「我々が日本型の沈滞の中にいるとみなせる根拠はたくさんある」というコメントも紹介した。
記事は最後のほうで「財務省の官僚たちは、日本のカウンターパートたちが10年前にそうだったように、銀行に損失処理を強制することは、銀行を弱め、別の危機のリスクを招くのではないかと心配している」と指摘している。
ピーター・グッドマン記者の記事で、8月29日の紙面に掲載された。記事へのリンクはhttp://www.nytimes.com/2010/08/29/weekinreview/29goodman.html。
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