▽関連資料: 野副氏の公開質問状
富士通の株主総会は6月21日午前10時から、新横浜プリンスホテルで開かれた。
山本正已社長が冒頭、野副元社長との対立に言及し、一礼した。
「まずはじめに、平成21年9月に辞任いたしました元社長・野副氏に関する件につきまして、株主の皆様には大変ご心配をおかけしておりますことを、心よりおわび申し上げます」
山本社長が各役員を紹介したのに続いて、事業報告や監査結果などの報告や東芝との携帯電話事業の統合に関する説明があった。
山本社長は「対処すべき課題」の報告の最後に「私は社長として富士通を明るく元気な会社にしていきたいと思います」と述べ、「みずからを変革し続け、スピード&チャレンジでお客さまとともに豊かな未来を築いていきます」と締めくくった。
■間塚会長「裁判所は野副氏の言い分をすべて排除」
続いて、間塚道義会長が報告した。
「株主の皆さまにたいへんご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」とわびた後、概略、次のように説明した。
「野副氏が盛んにマスコミに登場して、野副氏の一方的な言い分が多数報道されたことから、もしかしたら野副氏の言い分が本当なのではと心配した株主もおられるかも
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