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仙谷長官「指揮権発動の議論を」 衆院予算委、尖閣沖衝突の捜査処理で論戦

 尖閣諸島の中国漁船衝突事件が論議された30日の衆院予算委員会では、船長を釈放した検察当局の判断に政治介入があったかどうかが焦点となった。だが、菅直人首相は「検察の判断」との姿勢を崩さず、議論はかみあわないままだった。

  ▽この記事は2010年10月1日の朝日新聞政治面に出稿されたものです。


 激しく食い下がったのは小野寺五典氏(自民)だ。小野寺氏は「天地神明にかけて内閣の政治介入はなかったと言えるか」と首相に繰り返し尋ね、「何らかの闇の政治介入があるとすれば、恐怖国家になってしまう。政治介入したなら介入したと堂々と言うべきだ」と主張。塩崎恭久氏(自民)も「何も自分たちで責任を取ろうとしない。政治が担うべき責任を検察に負わせている」と批判した。

 野党だけではない。長島昭久氏(民主)は「外交問題は検察

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