メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

果て(中) 特捜部の病理と体質 見立て固執 冤罪の危険

 大阪地検特捜部前部長の大坪弘道容疑者(57)と前副部長の佐賀元明容疑者(49)の逮捕から一夜明けた2日午前、2人が働いていた京都、神戸両地検などが最高検による家宅捜索を受けた。身内による異例の捜査が続く。

  ▽この記事は2010年10月3日の朝日新聞社会面に掲載されたものです。

  ▽関連記事:   果て(上) 「割り屋」の後輩重用 隠蔽指示あったのか

  ▽関連資料: 前大阪地検特捜部長ら逮捕の被疑事実要旨

  ▽関連資料: 最高検次長検事コメント全文

  ▽関連記事:   《時時刻刻》最高検、「徹底抗戦には徹底捜査で」


拡大
 「お前なんか、庁舎の屋上から落としたって、どうにでも処理できるんだ」「豚野郎」「半殺しにしてやる」

 1993年10月、仙台地検の取調室。東京地検特捜部が捜査していたゼネコン汚職事件で、仙台市の木材会社元専務(74)は、地方から応援に来ていた検事からそう言われてぞっとした。「わいろ提供を認めなければ、自殺扱いにされかねない……」

 連日、夜中まで帰してもらえず、激しい暴行を受けた。壁に向かって立たされてけりを入れられ、頭や下半身を打ち付けられた。この検事は特別公務員暴行陵虐致傷罪で起訴され、有罪が確定した。当時の検察幹部は会見で、「特異な事件だ」と片づけた。

 あれから17年。元専務は

・・・ログインして読む
(残り:約1359文字/本文:約1941文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。