2010年10月04日
▽この記事は2010年10月4日の朝日新聞社会面に掲載されたものです。
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9月末の東京地裁の法廷。東京地検特捜部が手がけた脱税事件の被告の弁護人が、取り調べを担当した検事の証人尋問を求めた際、あえて付け加えた。被告は起訴内容を否認していた。
「異議あり。本件とはまったく関係ありません」。反対側に座っていた公判の立ち会い検事は、立ち上がって気色ばんだ。弁護人は「本件の取り調べ検事の取った調書には、信用性がありません」と、重ねて証人尋問を求めた。裁判長は
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