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《他紙・他誌》大阪地裁が異例の接見容認 前特捜部長ら拘置所で記者に面会

 犯人隠避容疑で逮捕された大阪地検特捜部の前部長・大坪弘道容疑者(57)と前副部長・佐賀元明容疑者(49)が勾留中の大阪拘置所で記者のインタビューに応じていたことが分かった。東京新聞が5日の夕刊でその内容を報じた。弁護人ではない人の接見が認められることは通常はほとんどなく、逮捕後・起訴前の容疑者への取材は異例。

 5日の東京新聞夕刊一面に載った「前特捜部長『前田検事が裏切り』拘置中接見」との記事によると、大坪前部長は4日、時事通信の取材に応じ、「最高検と全力で闘っている最中だ」「フロッピーの書き換え、(改ざんの)発覚時、逮捕後の供述、かわいがっていた部下に3回裏切られた」と話したという。

 同じ東京新聞の社会面に載った「前副部長『淡々と説明』 接見禁止 地裁が却下」との記事によると、佐賀前副部長は4日、共同通信記者の接見に応じ、「自分の知らないことがあれこれ言われているようだが、知っていることを淡々と説明していくだけだ」と述べ、「これまで自分がやってきたから分かるが、逮捕して不起訴はあり得ない」との覚悟を示したという。

 記事によると、最高検は1日に2人を逮捕した後、通例の通り接見禁止を請求したが、大阪地裁によって却下されたという。

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 国内外のさまざまなメディアに掲載された「法と経済」にかかわる記事の中から、注目すべきものを選んで、紹介します。