2010年11月03日
知財デューデリジェンスの視点と留意点
西村あさひ法律事務所
弁護士 佐藤 義幸
■はじめに
今日においては、企業経営において時間的要素の重要性がさらに増しているが、知的財産の獲得のためには、多大な費用と時間を必要とするのが通例である。そこで、「時間を買う」ために、他社から技術などのライセンスを受けたり、場合によっては知的財産の獲得を目的として企業買収(M&A)が行われたりすることも珍しくない状況にある。
このように、知的財産は、経営資源としての重要性が高まり、取引の対象とされることも増えているが、一方で、知的財産は、不動産や機械設備のような有体物とは異な
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