2010年11月27日
▽筆者:五郎丸健一
▽この記事は2010年11月26日の朝日新聞朝刊に掲載された原稿に加筆したものです。
アップルがこの問題で正式な見解を示したのは初めて。「私たちも知的財産を保護する者として、知的所有権を保護する重要性を理解している」と強調するが、販売前のチェックについては言及を避けた。アップル日本法人の関係者によると、著作権の確認には手間と時間がかかるため、本社側では「正当な著作権者のコンテンツであるかを、一つ一つ確認するのは不可能」との意見が強く、現時点で事前チェックする考えはないという。
アップルが運営する「アップストア」では、第三者が制作したゲームや実用・娯楽ソフト、電子書籍など30万本を超えるコンテンツが配信されている。配信前に、暴力やわいせつ表現を含むかどうかは個別に審査している。
朝日新聞記者の申し入れに対して、アップルが「ステートメント」として出した文章の和訳の全文は次の通り。
30万本を超えるアプリケーションを揃え、App Storeは皆さまが想像された以上の成功を収めております。私たち自身も知的財産を保持する者として、知的所有権を保護する重要性を理解しており、お申し出を受けた際には速やかに、かつ適切に対処いたします。
原文は英文で、その内容は
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