2011年01月03日
▽筆者:千種辰弥
▽この記事は2010年12月25日の朝日新聞朝刊兵庫版に掲載されたものです。
▽関連資料: 起訴状
▽関連資料: 前社長による罪状認否
▽関連資料: 検察官の冒頭陳述
▽関連資料: 弁護人の冒頭陳述
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調書の多くは事故から2~3カ月後に語られた内容で遺族20人、負傷者ら9人分。検察官はまず遺族のものから読み始めた。
17歳の娘を亡くした父は、「これから恋をするはずだった」といとおしがった。パティシエになりたいと言っていた娘が食べさせてくれたケーキの味を思い出し、「あの味がどれだけ幸せだったか」と語り、「ラッピング用の紙を使うあるじはもういない」と娘のいない家の寂しさを語った。
続いて負傷者の調書の朗読に移った。阪神大震災よりも激し
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