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《名古屋地裁決定全文》名古屋MKタクシーの初乗り400円を仮認可

 名古屋エムケイ(MK、名古屋市北区)が初乗り(1.3キロ)400円の低運賃での認可継続を国に求めた訴訟にからみ、名古屋地裁は2010年11月8日、向こう1年間は現行運賃での営業を認める仮処分の決定を出した。これに従って、中部運輸局は11月10日、初乗り400円を認める仮の認可を行った。

  ▽この記事は2010年11月9日の朝日新聞に掲載された原稿に加筆したものです。

  ▽関連資料:初乗り400円のタクシー料金に対する仮の認可を国に義務づけた名古屋地裁の決定の全文


 名古屋地区では多くのタクシー会社が初乗り500円とするなか、MKの運賃は最も安い。中部運輸局は7月、400円では黒字経営ができず、430円が適正として事実上の値上げ指導。現行運賃で営業できる期限を11月10日としていた。

 MK側は「値上げすればかえって客が離れる」と反発。訴訟と同時に、仮処分を

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