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福島第一原発4号機で爆発、燃料プール温度上昇、15日の東京電力

奥山 俊宏

 東京電力福島第一原子力発電所で前代未聞の異常な事態が収まることなく続いている。3月15日、原発の危機に東京電力はどう対処したのか。東京都千代田区内幸町の東京電力本店から報告する。

  ▽筆者:奥山俊宏

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 ■昼前

 15日午前11時2分、福島第一原発4号機の異状に関する記者会見が始まった。

 「午前6時ごろの大きな音の後、建屋5階屋根付近に損傷を確認」

 「午前9時38分ごろ、4階北西部付近に出火を確認」

 「建屋5階南側の使用済燃料プールの温度を確認できない」

 同じ4号機に異状事態が相次ぎ

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