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長ぐつ履かず、警報も無視、福島第一原発で作業員被曝

奥山 俊宏

 東京電力福島第一原子力発電所は、建屋を破壊され、外界に放射性物質を放出する異常な事態に陥っている。3月24日、放射性物質に汚染された水たまりに長靴をはくことなく足を踏み入れた作業員が180ミリシーベルトの放射線を浴びて病院に運ばれた。線量計のアラーム(警報)が鳴ったはずだったのに、なぜそれは無視されたのか? 東京都千代田区内幸町の東京電力本店から報告する。

  ▽筆者:奥山俊宏

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 ■24日夕

 24日午後4時3分、記者会見が

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