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《石川議員弁護人弁論全文》小沢氏元秘書、改めて無罪を主張して結審 陸山会事件

 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪に問われた衆院議員・石川知裕被告(38)ら元秘書3人の公判が22日、東京地裁で結審した。弁護側はいずれも、最終弁論で改めて無罪を主張した。判決は9月26日に言い渡される。

  ▽この記事は2011年8月23日の朝日新聞朝刊に掲載されたものです。

  ▽関連資料:石川議員の弁護人による弁論の要旨(PDFファイル)

  ▽関連資料: 検察官による論告の要旨

  ▽関連資料: 小沢一郎議員 記事一覧

 

 約半年間、17回に及んだ裁判では、虚偽記載や小沢氏の関与を認めた元秘書らの捜査段階の自白調書の多くが証拠として採用されなかった。元秘書らの判決は、検察審査会の議決による強制起訴を受けて、10月6日から始まる小沢氏本人の公判にも影響を与えることになる。

 裁判の争点は、(1)土地購入の原資となった小沢氏からの借入金4億円をめぐり、政治資金収支報告書に虚偽の記載があったか(2)検察側が「虚偽記載の動機」と指摘した中堅ゼネコン「水谷建設」からの裏金受領はあったか――の2点。

 この日の最終意見陳述で、石川議員は

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