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元局長の懲戒免職取り消し、高裁も支持 岐阜県の控訴棄却、岐阜県裏金問題

 岐阜県裏金問題の懲戒免職処分をめぐる訴訟の控訴審で、名古屋高裁(渡辺修明裁判長)は11月10日、元県岐阜振興局長の長屋栄さん(63)に対する懲戒免職処分を取り消して退職金など約5880万円の支払いを命じた一審・岐阜地裁判決を支持し、県側の控訴を退ける判決を言い渡した。

  ▽この記事は2011年11月11日と同月22日の朝日新聞朝刊(名古屋)に掲載された原稿を再構成したものです。

  ▽関連記事:   岐阜県裏金で元知事公室次長の免職を取り消し《岐阜地裁判決全文》

  ▽関連資料:   11月10日の名古屋高裁判決(裁判所ウェブサイトへのリンク)

 長屋さんは知事公室次長だった1999年、ほかの上司らとともに裏金を職員組合の口座に集めるように各部署に指示して2005年度までに約2億7千万円を隠したとして、06年9月に懲戒免職になった。判決は、このころの

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