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ウッドフォード氏が提起した問題は 失意のうちに離日

奥山 俊宏

 来日していたオリンパス元社長のマイケル・ウッドフォード氏が8日、成田空港から母国イギリスへの帰路についた。社長復帰を目指したものの、現経営陣との委任状争奪戦(プロキシファイト)を断念せざるをえなくなり、失意の帰国。とはいえ、ウッドフォード氏はこの間、多くの問題を提起し、日本に突き付けた。

  ▽筆者:奥山俊宏

  ▽この記事は2012年1月9日の朝日新聞に掲載された原稿に加筆したものです。

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帰国の途につくウッドフォード氏=1月8日午前9時25分、成田空港で

 「悲しい。しかし(断念は)正しい決断だったと思う。やはり銀行の協力が

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