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JR西前社長無罪判決に遺族「これだけの事故に誰の責任もないのか」

 乗客106人の命を奪った罪は誰が負うのか。JR宝塚線脱線事故の裁判で、神戸地裁は11日、JR西日本前社長の山崎正夫被告(68)に無罪を言い渡した。「これだけの事故に誰の責任もないのか」。司法に託した遺族の思いは、かなわなかった。

 

 ■山崎前社長

拡大判決を聞くJR西日本の山崎正夫前社長=11日、神戸地裁、イラスト・岩崎絵里

 山崎正夫前社長は午前9時半、弁護士3人と神戸地裁に入った。黒いスーツ姿で無言のまま。法廷に入ると、遺族らが座る傍聴席に向かってまず一礼し、被告人席に着いた。口を真一文字に結び、じっと判決を待った。

 起立した山崎前社長を前に、岡田信裁判長が「無罪」の判決文を読み上げた。被告人席に戻った山崎前社長はうつむきながら、表情を崩さず、判決理由の朗読に聴き入った。

 山崎前社長は裁判が始まってから一貫して無罪を主張。「私だけでなく全社員に社会的、道義的責任はある」と語る一方、起訴内容については「事実と全く異な

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