2012年01月25日
▽この記事は2012年1月11日の朝日新聞夕刊に掲載されたものです。
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■山崎前社長
山崎正夫前社長は午前9時半、弁護士3人と神戸地裁に入った。黒いスーツ姿で無言のまま。法廷に入ると、遺族らが座る傍聴席に向かってまず一礼し、被告人席に着いた。口を真一文字に結び、じっと判決を待った。
起立した山崎前社長を前に、岡田信裁判長が「無罪」の判決文を読み上げた。被告人席に戻った山崎前社長はうつむきながら、表情を崩さず、判決理由の朗読に聴き入った。
山崎前社長は裁判が始まってから一貫して無罪を主張。「私だけでなく全社員に社会的、道義的責任はある」と語る一方、起訴内容については「事実と全く異な
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