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多重請負 不正の温床 原発支える不安定な請負作業員

奥山 俊宏

 東京電力福島第一原発の構内では、毎日約3千人が働いている。約9割が東電社員でなく、協力会社や下請け業者の作業員だ。全国各地から仕事を求めて福島に入り、40キロ以上離れたいわき市の宿舎から原発へ通う人も多い。鉛カバーを使った被曝隠し問題の取材で、彼らの不安定な雇用実態の一端が見えた。

  ▽筆者:佐藤純、岩堀滋、赤井陽介、奥山俊宏、青木美希

  ▽この記事は2012年7月25日の朝日新聞2面に掲載された原稿に加筆したものです。

  ▽関連記事:   7月26日の東電本店記者会見の詳録「違法派遣についても事実確認できれば適切な処置をとりたい」

  ▽関連記事:   東京電力本店からの報告

 

 ■全国から集まる労働者 不安定な雇用で賃金も中抜き

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 「被曝隠し」が発覚する直前の今月16日夕、いわき市の温泉旅館に作業員7~8人が続々と到

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筆者

奥山 俊宏

奥山 俊宏(おくやま・としひろ) 

 1966年、岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部、特別報道部などで記者。2013年から朝日新聞編集委員。2022年から上智大学教授(文学部新聞学科)。『法と経済のジャーナル Asahi Judiciary』の編集も担当。近刊の著書に『内部告発のケーススタディから読み解く組織の現実 改正公益通報者保護法で何が変わるのか』(朝日新聞出版、2022年4月)。
 著書『秘密解除 ロッキード事件  田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』(岩波書店、2016年7月)で第21回司馬遼太郎賞(2017年度)を受賞。同書に加え、福島第一原発事故やパナマ文書の報道も含め、日本記者クラブ賞(2018年度)を受賞。 「後世に引き継ぐべき著名・重要な訴訟記録が多数廃棄されていた実態とその是正の必要性を明らかにした一連の報道」でPEPジャーナリズム大賞2021特別賞を受賞。
 そのほかの著書として『パラダイス文書 連鎖する内部告発、パナマ文書を経て「調査報道」がいま暴く』(朝日新聞出版、2017年11月)、『ルポ 東京電力 原発危機1カ月』(朝日新書、2011年6月)、『内部告発の力 公益通報者保護法は何を守るのか』(現代人文社、2004年4月)がある。共著に『バブル経済事件の深層』(岩波新書、2019年4月)、『現代アメリカ政治とメディア』(東洋経済新報社、2019年4月)、 『検証 東電テレビ会議』(朝日新聞出版、2012年12月)、『ルポ 内部告発 なぜ組織は間違うのか』(同、2008年9月)、『偽装請負』(朝日新書、2007年5月)など。
 ツイッターはhttps://twitter.com/okuyamatoshi
 ご連絡はokuyamatoshihiro@gmail.com または okuyama-t@protonmail.comに。メールの内容を暗号化する場合はPGPで。パブリックキーのIDは7D2BAD43550EAD96

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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