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石川知裕議員ら小沢氏元秘書3人に二審も有罪 ゼネコンからの裏金も認定

 小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐり、政治資金規正法違反の罪に問われた衆院議員・石川知裕被告(39)ら元秘書3人に対する控訴審判決で、東京高裁(飯田喜信裁判長)は13日、いずれも有罪とした一審・東京地裁判決を支持し、3人の控訴を棄却した。石川議員が中堅ゼネコンから5千万円の裏金を受け取ったことも、一審と同様に認めた。石川議員は同日、上告した。

  ▽筆者:小松隆次郎ほか

  ▽この記事は2013年3月14日の朝日新聞朝刊に掲載されたものです。

  ▽関連資料:   控訴審判決の要旨

  ▽関連資料:   小沢一郎議員のコメント

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 量刑は、石川議員が禁錮2年執行猶予3年▽池田光智被告(35)が禁錮1年執行猶予3年▽大久保隆規被告(51)が禁錮3年執行猶予5年。大久保元秘書は、西松建設からの違法献金事件でも有罪とされた。

 高裁判決は、「2004年10月の土地購入の際に小沢氏から4億円を借りた事実を隠すため、04、05、07年分の陸山会の政治資金収支報告書にうその記載をした」とする一審判決の事実認定について、「自然で合理的だ」などと支持した。

 そのうえで、石川議員が土地購入の直前に中堅ゼネコン「水谷建設」の元社長から、5千万円の裏金を受け取った事実を改めて認定。「裏金の受け取りが、4億円を隠す動機形成の一因になった。うその記載をした故意を裏付けるものだ」と指摘した。

 量刑については、「政治資金規正法の趣旨にもとる悪

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