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福島第一原発事故、東電前会長ら42人不起訴 《処分理由骨子》

 東京電力福島第一原発の事故をめぐり、検察当局は9月9日、業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発された東電幹部や政府関係者ら42人全員を不起訴処分にし、発表した。東京地検は「福島第一原発において、10メートル盤(原子炉建屋やタービン建屋の敷地)を大きく超えて建屋内が浸水し、非常用電源設備等が被水して機能を喪失するに至る程度の津波の発生を具体的に予見することが可能であったと認めるのは困難である」と結論づけた。

▽この記事は2013年9月10日の朝日新聞に掲載された原稿に加筆したものです。

▽関連資料: 不起訴処分の理由の骨子

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