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オバマ大統領「官僚的障害撤廃を」「破局的事態回避を」

震災下の日米首脳会談の記録を外務省が開示

奥山 俊宏

 東京電力福島第一原発で事故が発生している最中の2011年3月17日にあった日米首脳会談で、オバマ米大統領は、事故が「破局的事態」になりかねないことに懸念を示す一方、日本政府の対応に「官僚的障害」があることを示唆し、菅直人首相(当時)に改善を求めていたことが日本外務省の記録でわかった。事故の正確な情報が入らないことへの、当時の米政府のいらだちを示したものとみられる。

▽筆者: 奥山俊宏

▽この記事は2013年10月21日の朝日新聞に掲載された原稿に加筆したものです。

▽関連資料: 外務省が開示した日米首脳会談の記録の全文(PDFファイル)

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