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タックスヘイブン追及NGO「税公正ネット」会長の初来日で日本への提案

奥山 俊宏

 英国に本拠を置く非営利組織「タックス・ジャスティス・ネットワーク」(TJN、税公正ネットワーク)の会長を務めるジョン・クリステンセンさん(60)が10月25日、タックスヘイブン(租税回避地)問題の第一人者として、市民グループの招きで初めて来日し、29日にかけて東京都内で講演したり、国会議員や市民運動関係者らと意見を交換したりした。クリステンセンさんは、タックスヘイブンの島で育ち、若くして、タックスヘイブン問題の追及を一生の仕事に選び、以来40年近く、タックスヘイブン問題の知的な興味深さに魅了されてきたという。東京では、国際的なタックスヘイブン対策の推進にあたって日本が果たす役割の大きさへの期待を語った。

日弁連主催の講演会で力説するクリステンセンさん=10月26日夜、東京・霞が関で
 英仏海峡に浮かぶ英王室の属領、ジャージー島は
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