被告人から倉沢が来庁した場合の対応を指示されたとの北村の検察官調書、北村から、「凛の会」の関係者が来ると告げられたとする村松の公判供述及び同人の検察官調書の内容は、前述したとおり、被告人自身、記憶にはないもののその可能性自体は否定しておらず、北村も、検察官調書の内容について、「話としてはそういうこともあり得る。」と述べていることにも鑑みると、その範囲では、その内容自体に、特段不自然な点はないといえる。
また、村松は、公判において、「おそらく被告人はえん罪じゃないかなと思う。」と述べ
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