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今私は高円寺にいう街を都市論的に分析する本を作っている(9月上旬刊行予定)。高円寺は東京の西部、杉並区の西端にある街で、東京駅からJR中央線で20分足らず。新宿からは7分という距離にある街である。

 なぜ高円寺を研究するかというと、まず高円寺が1960年代末からずっと若者の街として人気を保ち続けたこと。1980年代にはパンクロックのミュージシャンが集まる街というイメージが強かったが1990年代後半以降、古着屋が増え、10代の女性が集まるようになった。

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筆者

三浦展

三浦展(みうら・あつし) 三浦展(消費社会研究家、マーケティングアナリスト)

消費社会研究家、マーケティングアナリスト。1958年生まれ。一橋大社会学部卒業。情報誌『アクロス』編集長や三菱総合研究所主任研究員を経て、消費・都市・文化研究シクンタンク「カルチャーズスタディーズ研究所」主宰。著書に『「家族」と「幸福」の戦後史』『下流社会』『ファスト風土化する日本』『シンプル族の反乱』『マイホームレス・チャイルド』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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