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電子雑誌なくして電子書籍の未来なし

倉沢鉄也

倉沢鉄也 日鉄総研研究主幹

電子書籍の議論は百花繚乱(ひゃっかりょうらん)である。将来性を語るとき、どの視点から有望なのかを整理して議論する必要がある。その整理の上で、「百花」の中であまり聞かれない論点を1つ提示してみる。

 ここへきて電子書籍が注目されているのは、「一見目新しいように思える」端末が出現したからである。しかし、これまでも電子ブックリーダーという商品群は何度も出現し、そして撤退同然の憂き目にあっている。この点で、まず既存の端末メーカーは慎重である。Kindleを送り出したAmazonやiPadを送り出したAppleに市場を突破された感覚もある中、過去の失敗との違いを十分に明らかにできず、展示会基点では新製品を強く自己主張していても、電子書籍専用端末のマーケティングに踏み切る判断をつきかねているように見える。 ・・・ログインして読む
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筆者

倉沢鉄也

倉沢鉄也(くらさわ・てつや) 日鉄総研研究主幹

1969年生まれ。東大法学部卒。(株)電通総研、(株)日本総合研究所を経て2014年4月より現職。専門はメディアビジネス、自動車交通のIT化。ライフスタイルの変化などが政策やビジネスに与える影響について幅広く調査研究、提言を行う。著書に『ITSビジネスの処方箋』『ITSビジネスの未来地図』など。

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