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「市民感情」の暴論から冷静な判断に転換

魚住昭

魚住昭 魚住昭(ジャーナリスト)

東京第一検察審査会が小沢一郎氏に絡む政治資金問題(陸山会事件)について「不起訴不当」の議決をした。11人の審査員のうち8人以上が「起訴すべきだ」と判断すれば、「起訴相当」になるのだから、今回の検察審査会では少なくとも4人以上が「小沢氏を起訴すべきだ」とまでは考えなかったことになる。その意味ではずいぶん冷静に物事を見ようとする人が増えたのだな、というのが私の第一印象である。
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筆者

魚住昭

魚住昭(うおずみ・あきら) 魚住昭(ジャーナリスト)

ジャーナリスト。1951年、熊本県生まれ。一橋大法学部卒。75年、共同通信社入社。社会部記者として87年から司法クラブに在籍しリクルート事件などを取材。96年退社。司法分野や人物フィクションの執筆をしている。著書に『特捜検察』『渡邉恒雄 メディアと権力』『特捜検察の闇』『野中広務 差別と権力』(講談社ノンフィクション賞)など。2014年6月、WEBRONZA筆者退任

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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