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自宅の風景、変わったもの変わらないもの

倉沢鉄也

倉沢鉄也 日鉄総研研究主幹

東京圏では真っ青な空にぽっかり雲が浮かび、汗も乾かす日差しの日々が続いている。個人的な体験で恐縮だが、私が見上げる空の原風景は、小学1年生のときに盛岡市郊外で毎日泥だらけで遊びながら見ていた空であり、約35年前にふとタイムスリップすることを「心の夏休み」の一つとして毎年楽しんでいる。一消費者の目線で、1970年代後半の夏に自分はどういう風景の中で暮らしていたのかに思いをはせるとき、2010年の夏に自分が暮らしている風景と比べて変わったこと、変わらないこと、そこから言いたいことにも、あらためて思いをめぐらせてみたい。
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