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検察審査会がなければ葬られた事件

古西洋

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 飲酒運転とひき逃げ容疑で警察に逮捕された容疑者を、検察が「有罪を証明するだけの証拠がない」という理由で不起訴処分にした。納得できない被害者は検察審査会に不服を申し立てた。すると、検察は一転して起訴した。

 福岡県で最近起きた事例だ。こうした事例をみせられるにつけ、起訴権限を独占してきた検察に対する不信感がぬぐえない。検察の独善を防ぐ仕組みとして、市民11人で構成する検察審査会の権限が強化された。検察審査会の2度の起訴相当議決で、検察に代わって指定弁護士が起訴するという制度改正だ。その必要性を改めて痛感させられる。 ・・・ログインして読む
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筆者

古西洋

古西洋(こにし・よう) 

朝日新聞記事審査室長兼紙面オンブズパーソン兼紙面審議会事務局長。1955年生まれ。社会部で司法やメディアを担当。論説委員として司法改革や裁判、事件などの社説を執筆。2011年6月から現職。共著に『ルポ自粛』『孤高の王国』『代用監獄』『被告席のメディア』。

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