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オウムという時代の子だった青豆と天吾

川本裕司 朝日新聞社会部記者

村上春樹はともに1995年に起きたオウム真理教事件と阪神大震災を経て作品が変容した、といわれる。地下鉄サリン事件の被害者や遺族ら約60人にインタビューした『アンダーグラウンド』は、作家として無差別テロ事件に向き合う覚悟を示した。オウム真理教に似たカルト集団が登場する『1Q84』は、オウム真理教が生まれ増殖した日本を掘り下げた記念碑的作品と位置づけられる。

 社会部記者時代、地下鉄サリン事件から3カ月ほど後、オウム真理教法務省トップで顧問弁護士だった青山吉伸=2002年に殺人未遂罪などで懲役12年が確定=の周辺を取材した。大学4年生だった1981年に司法試験に合格、京都大学時代の恩師が「よく出来た」と太鼓判を押しエリートコースを歩んできた青山がなぜ、オウムに入信したかを探った。 ・・・ログインして読む
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筆者

川本裕司

川本裕司(かわもと・ひろし) 朝日新聞社会部記者

朝日新聞社会部員。1959年生まれ。81年入社。学芸部、社会部などを経て、2006年から放送、通信、新聞などメディアを担当する編集委員などを経て、19年5月から大阪社会部。著書に『変容するNHK』『テレビが映し出した平成という時代』『ニューメディア「誤算」の構造』。

 

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