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マルチメディア放送、お客さまの声を聞け

倉沢鉄也 日鉄総研研究主幹

 去る9月8日、総務省の諮問機関である電波監理審議会が、2012年春に開始予定の携帯端末向けマルチメディア放送サービス(以下、マルチメディア放送)のインフラ運営事業者(受託放送事業者)にNTTドコモ陣営の株式会社マルチメディア放送(以下、MMBI)を選定し、KDDI陣営のメディアフロージャパン企画株式会社は落選したと発表した。

 まず、言葉そのものの認知度がきわめて低いこの件について簡潔な概要説明を試みる。

 地上波テレビの完全デジタル移行(アナログ波停波)によって生じる、「テレビ転居後の空き地、それも超一等地」を利用する予定の、市場発展が期待されるサービスの一つである。サービス内容は「ケータイ向けの新しいテレビチャンネルが増えます。新聞や雑誌のダウンロードも速いです。たぶん有料。受信機能はケータイを次に買い換えたときに内蔵されています」である。ケータイなので、双方向の通信機能は標準装備である。

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筆者

倉沢鉄也

倉沢鉄也(くらさわ・てつや) 日鉄総研研究主幹

1969年生まれ。東大法学部卒。(株)電通総研、(株)日本総合研究所を経て2014年4月より現職。専門はメディアビジネス、自動車交通のIT化。ライフスタイルの変化などが政策やビジネスに与える影響について幅広く調査研究、提言を行う。著書に『ITSビジネスの処方箋』『ITSビジネスの未来地図』など。

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