メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

手口の悪質さ見極め すべての摘発は困難

緒方健二

緒方健二 朝日新聞西部報道センター記者

 年端もいかぬ子供たちを虐待する事件の続発に怒っていたら、今度は高齢者の行方不明問題です。弱くて保護されるべき人たちが、なぜこうも蔑ろにされるのか。政府や役所が機能しないうえに、少なからぬ人々が倫理を失い、道理を弁えないいまの日本は、このままとことんまで堕落していくに違いありません。

 「200歳の男性が戸籍上は生きていた」(長崎県壱岐市)など一連の問題発覚のきっかけは、東京都足立区での出来事です。民生委員からの届けを受けた警視庁が今年7月、戸籍上は111歳の男性宅で、白骨化したこの男性の遺体を見つけました。同居する家族らの話では、男性は1978年11月ごろ、「即身成仏する」と自室に閉じこもり、そのまま死亡したといいます。警視庁が司法解剖して死因を調べていますが、本当のことはわかっていません。

・・・ログインして読む
(残り:約2051文字/本文:約2403文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

緒方健二

緒方健二(おがた・けんじ) 朝日新聞西部報道センター記者

朝日新聞社会部員(組織暴力専門記者)。1958年大分県生まれ、同志社大卒。毎日新聞社を経て88年入社、92年東京本社社会部。警視庁警備・公安、捜査1課、国税などを担当、99~2004年警視庁キャップ。東京社会部デスクを経て、04年から警察・事件担当の編集委員。地下鉄サリンなど一連のオウム真理教事件のほか数多の殺人、贈収賄、暴力団犯罪などを取材。17年4月から西部報道センター。

緒方健二の記事

もっと見る