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手口の悪質さ見極め すべての摘発は困難

緒方健二

緒方健二 元朝日新聞編集委員(警察、事件、反社会勢力担当)

 年端もいかぬ子供たちを虐待する事件の続発に怒っていたら、今度は高齢者の行方不明問題です。弱くて保護されるべき人たちが、なぜこうも蔑ろにされるのか。政府や役所が機能しないうえに、少なからぬ人々が倫理を失い、道理を弁えないいまの日本は、このままとことんまで堕落していくに違いありません。

 「200歳の男性が戸籍上は生きていた」(長崎県壱岐市)など一連の問題発覚のきっかけは、東京都足立区での出来事です。民生委員からの届けを受けた警視庁が今年7月、戸籍上は111歳の男性宅で、白骨化したこの男性の遺体を見つけました。同居する家族らの話では、男性は1978年11月ごろ、「即身成仏する」と自室に閉じこもり、そのまま死亡したといいます。警視庁が司法解剖して死因を調べていますが、本当のことはわかっていません。

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筆者

緒方健二

緒方健二(おがた・けんじ) 元朝日新聞編集委員(警察、事件、反社会勢力担当)

1958年生まれ。毎日新聞社を経て88年朝日新聞社入社。西部本社社会部で福岡県警捜査2課(贈収賄)・4課(暴力団)。20余年いた東京本社社会部で警視庁捜査1課(地下鉄サリンなどオウム真理教事件)・公安、国税、警視庁キャップ(社会部次長)5年、社会部デスク、編集委員、犯罪・組織暴力専門記者など。2021年5月に退社 【Twitter】@jikenji3783

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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