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どしゃぶりの中のリカバリー・パレード

大久保真紀

大久保真紀 朝日新聞編集委員(社会担当)

9月23日、日本で初めてのリカバリー・パレード「回復の祭典」が東京・新宿でありました。

何からの回復でしょうか。

 アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症からの回復です。

 パレードは、依存症を克服した人たちとその家族、友人らが、回復を祝い、同時にその姿を社会にアピールするのが目的です。こうしたパレードは米国などでは広く行われているそうですが、日本では初めてです。

 参加者は関東だけでなく、新潟、岩手、大阪、奈良、静岡などから約350人。準備委員会は当初想定していた約150人を大幅に上回り、琉球太鼓を鳴らし、ベリーダンスを踊り、歌を歌いながらのにぎやかな行進になりました。

 この日は朝からあいにくの雨でした。新宿中央公園を出発した午後1時ごろは小降りでしたが、甲州街道、明治通りとパレードが進むにつれ、雨脚が激しくなり、最後はどしゃぶり。参加者はみなずぶぬれになりながら約1時間歩きました。しかし、参加されている方の多くは、楽しそうに、笑顔で行進されていたのが、印象的でした。

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筆者

大久保真紀

大久保真紀(おおくぼ・まき) 朝日新聞編集委員(社会担当)

1963年生まれ。盛岡、静岡支局、東京本社社会部などを経て現職。著書に『買われる子どもたち』、『こどもの権利を買わないで――プンとミーチャのものがたり』、『明日がある――虐待を受けた子どもたち』、『ああ わが祖国よ――国を訴えた中国残留日本人孤児たち』、『中国残留日本人』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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