川本裕司
2010年12月03日
11月25日にあったradiko設立発表の記者会見で、電通ラジオ局次長からradiko社長になった岩下宏氏は、危機感を前面に出したあいさつをした。「広告費が91年の2400億円をピークに半減しているラジオ界は大変厳しい。radikoは、大都市部でのラジオ難聴取の切り札になると感じている。radikoが立ち行かなくなるときはラジオが必要なくなったときだ」
配信する地上波ラジオ局は、関東地区のTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J―WAVE、関西地区の朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802,FM OSAKA。
11月までの実験配信エリアは、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県と大阪、京都、兵庫、奈良の2府2県だった。12月からは茨城、群馬、栃木県と滋賀、和歌山県が加わった。
来年春までに、配信地域に入った6県の放送局と、名古屋、福岡、北海道地区の放送局も新たにradikoに参加する予定だ。12年春までに、主要5地区以外の放送局にも参加を呼びかけることにしている。
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