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radiko本格配信開始、NHKも検討

川本裕司

川本裕司 朝日新聞社会部記者

東京、大阪の民放ラジオ13局が番組をインターネットに同時配信するradiko(ラジコ)が、12月から本格スタートした。3月15日から試験配信をしてきたが、12月1日に、電通と13局の出資による株式会社radiko(東京都港区)が設立され、事業化に踏み切った。ラジオのネット配信に前向きな姿勢を見せてきたNHKは、民放とは別に独自に展開することを検討している。放送法の解釈によっては、早期に実現に踏み出すこともありえそうだ。

 11月25日にあったradiko設立発表の記者会見で、電通ラジオ局次長からradiko社長になった岩下宏氏は、危機感を前面に出したあいさつをした。「広告費が91年の2400億円をピークに半減しているラジオ界は大変厳しい。radikoは、大都市部でのラジオ難聴取の切り札になると感じている。radikoが立ち行かなくなるときはラジオが必要なくなったときだ」

 配信する地上波ラジオ局は、関東地区のTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J―WAVE、関西地区の朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802,FM OSAKA。

 11月までの実験配信エリアは、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県と大阪、京都、兵庫、奈良の2府2県だった。12月からは茨城、群馬、栃木県と滋賀、和歌山県が加わった。

 来年春までに、配信地域に入った6県の放送局と、名古屋、福岡、北海道地区の放送局も新たにradikoに参加する予定だ。12年春までに、主要5地区以外の放送局にも参加を呼びかけることにしている。 ・・・ログインして読む
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筆者

川本裕司

川本裕司(かわもと・ひろし) 朝日新聞社会部記者

朝日新聞社会部員。1959年生まれ。81年入社。学芸部、社会部などを経て、2006年から放送、通信、新聞などメディアを担当する編集委員などを経て、19年5月から大阪社会部。著書に『変容するNHK』『テレビが映し出した平成という時代』『ニューメディア「誤算」の構造』。

 

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