2012年03月01日
「あの時、会社がちゃんと彼を守っていたら、彼があの(暴力団)社会を頼ることもなかった。だから僕は引退会見後、彼に謝ったんです。『ごめんな、紳助、あの時、助けてやれんで』と。それで『これからはもっと会社も強くなるから』と。けど、彼はああいう形で、芸能界から引退するという、芸人としてはこれ以上ないけじめのつけ方をしたんで、僕が謝ったところで詮無い話ではあったんですが……。
だからあの挨拶は、向こうの(暴力団)社会の人たちへの意思表示でもあったんです。『確かに紳助は芸能界を引退して、吉本も辞めました。けど、辞めたからといって、吉本は彼を見捨てるわけじゃありません。生きてる限りはウチ(吉本)の子ですんで、今後、何があろうと吉本は彼を守りますよ』と。
そして大崎氏の言葉は、吉本に所属する1000人以上の芸人やタレント、さらには700人の社員に向けたメッセージでもあったという。
「吉本の社是は『大衆に奉仕する』こと。しかし、
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