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大崎社長「紳助復帰待望」発言の真意(下)

西岡研介 フリーランスライター

紳助氏は十数年前、関西ローカル局の番組内での発言を巡って、右翼団体に抗議の街宣活動を受け、それを暴力団関係者に相談したことが、問題となった山口組系暴力団幹部との交際のきっかけになったことは、これまで報じられた通りだ。

 「あの時、会社がちゃんと彼を守っていたら、彼があの(暴力団)社会を頼ることもなかった。だから僕は引退会見後、彼に謝ったんです。『ごめんな、紳助、あの時、助けてやれんで』と。それで『これからはもっと会社も強くなるから』と。けど、彼はああいう形で、芸能界から引退するという、芸人としてはこれ以上ないけじめのつけ方をしたんで、僕が謝ったところで詮無い話ではあったんですが……。

 だからあの挨拶は、向こうの(暴力団)社会の人たちへの意思表示でもあったんです。『確かに紳助は芸能界を引退して、吉本も辞めました。けど、辞めたからといって、吉本は彼を見捨てるわけじゃありません。生きてる限りはウチ(吉本)の子ですんで、今後、何があろうと吉本は彼を守りますよ』と。

 そして大崎氏の言葉は、吉本に所属する1000人以上の芸人やタレント、さらには700人の社員に向けたメッセージでもあったという。

 「吉本の社是は『大衆に奉仕する』こと。しかし、 ・・・ログインして読む
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筆者

西岡研介

西岡研介(にしおか・けんすけ) フリーランスライター

【2015年3月退任】フリーランスライター。1967年、大阪市生まれ。91年に神戸新聞社入社、阪神淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件などを取材。98年以降、『噂の眞相』編集部、「週刊文春」記者、「週刊現代」記者を経て、現在はフリーランス。著書『マングローブ――テロリストに乗っとられたJR東日本の真実』で08年、講談社ノンフィクション賞を受賞。

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