松瀬学
2012年03月15日
やはり異色の公務員ランナーの川内優輝選手(埼玉県庁)はロンドン五輪のマラソン代表から漏れた。補欠からも、である。選考レースの福岡国際マラソンで日本人トップの3位と健闘したが、東京マラソンでの14位という失敗レースが響いたようだ。
もちろん福岡国際の2時間9分57秒というタイムが悪かったこともあろう。だがマラソンは大会ごとに時期やコース、気象条件が違うわけだから、タイムの比較は難しい部分がある。五輪代表は男女各3人。男子の選考の場合、東京、びわ湖マラソンのそれぞれの日本人トップ、藤原新(東京陸協)、山本亮(佐川急便)がすんなり決まった。3番手以降は協議の結果、中本健太郎(安川電機)が安定感を評価されて五輪代表入り、昨夏の世界選手権で日本人トップの堀端宏行(旭化成)が補欠となった。
つまり25歳の川内は5番手の評価だった。なぜなのだろう。
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