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なぜ川内選手は落選したのか

松瀬学

松瀬学 ノンフィクションライター

 やはり異色の公務員ランナーの川内優輝選手(埼玉県庁)はロンドン五輪のマラソン代表から漏れた。補欠からも、である。選考レースの福岡国際マラソンで日本人トップの3位と健闘したが、東京マラソンでの14位という失敗レースが響いたようだ。

拡大ロンドン五輪マラソン日本代表の発表後、記者会見にのぞむ落選した川内優輝選手=2012年3月12日午後4時、埼玉県春日部市の春日部高校、西畑志朗撮影

 もちろん福岡国際の2時間9分57秒というタイムが悪かったこともあろう。だがマラソンは大会ごとに時期やコース、気象条件が違うわけだから、タイムの比較は難しい部分がある。五輪代表は男女各3人。男子の選考の場合、東京、びわ湖マラソンのそれぞれの日本人トップ、藤原新(東京陸協)、山本亮(佐川急便)がすんなり決まった。3番手以降は協議の結果、中本健太郎(安川電機)が安定感を評価されて五輪代表入り、昨夏の世界選手権で日本人トップの堀端宏行(旭化成)が補欠となった。

 つまり25歳の川内は5番手の評価だった。なぜなのだろう。

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筆者

松瀬学

松瀬学(まつせ・まなぶ) ノンフィクションライター

ノンフィクションライター。1960年、長崎県生まれ。早稲田大学ではラグビー部に所属。83年、早大卒業後、共同通信社入社。運動部記者としてプロ野球、大相撲、オリンピックなどを担当。02年に退社。人物モノ、五輪モノを得意とする。著書に『汚れた金メダル』(ミズノスポーツライター賞受賞)、『早稲田ラグビー再生プロジェクト』、『武骨なカッパ 藤本隆宏』。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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