植島啓司
2012年07月02日
しかし、1990年代後半からの暗黒時代を思い出してほしい。95年から6、6、5、6、6、6、6、という順位(7年間で最下位6度)。阪神ファンはそれにずっと耐えてきたのだった。星野監督の初年度4位のときの見出しが「タイガースとうとう夢の4位に!」だった。そう考えてみると阪神の今シーズンの成績はそれほど珍しいものでもない。ところが、最近の阪神ファンは欲が深いのか、2003年、2005年の優勝以来、これまでずっと阪神が強かったかのような錯覚に陥っている。
ぼくが阪神ファンになったのは1950年代で、
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