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欧州サッカー界は、スペイン無敵艦隊の時代!

大坪正則 大坪正則(帝京大学経済学部経営学科教授)

 スペイン代表チームが2012年のサッカー欧州選手権を制した。史上初の選手権連覇、さらには2010年のワールドカップ南アフリカ大会優勝をはさんで、国際主要大会3連勝を達成した。まさに「無敵艦隊が行く」状態だ。

 スペインと言えば、欧州連合(EU)金融危機の激震地だ。スペインでは治安は悪化した上に物が不足して、国民生活はさぞや貧窮しているのではと思いがちだが、そうでもないそうだ。

 海外に精通した古くからの友人と話をすると、1カ所に長期滞在するならば、若干のリスクはあるものの、ギリシャ・ポルトガル・スペインは今がベストかも知れないという話題がよく出る。

 ユーロは安いし、物価は元々高くない。治安だって悪くない。報道が一部の地域をあたかも全体のごとく取り扱っているに過ぎない。ギリシャやスペインの状況は日本だって同じようなものだ、というのだ。日本には1000兆円の借入金があり、東日本大震災と原発事故が起こり、毎年、西日本をはじめとして台風と大雨の被害がある。「国難」と叫ばれ、国債の格付けが下がったところで、我々の生活はどう変わっただろうか。確かに、食べ物の原産地は確かめるようになったが、代替品が豊富だから何ら困ることはない。

 ギリシャやスペインも日本と同じで、市場には、新鮮な果物と野菜、安価な肉や魚、そして水と同じ程度の値段で美味なワインが並んでおり、一般市民の生活は裕福そのもの。話の半分以上は、最近ギリシャやスペインに行った人から聞いたので信用出来るそうだ。サッカーファンの諸君、夏休みはスペインだよ!

 ところで、スペイン代表チームの強さの秘密は何だろうか。

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筆者

大坪正則

大坪正則(おおつぼ・まさのり) 大坪正則(帝京大学経済学部経営学科教授)

1947年生まれ。1970年、伊藤忠商事に入社。1981~85年まで、アメリカのニューヨークとデンバーに駐在。情報通信総合企画室などを経て 1986年、NBAプロジェクトマネジャーに。現在、帝京大学経済学部経営学科教授。専門はスポーツ経営学。著書に『パ・リーグがプロ野球を変える』『スポーツと国力』(以上、朝日新書)、『プロ野球は崩壊する!』(朝日新聞社)、『メジャー野球の経営学』(集英社新書)など。2014年3月4日、死去。

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