2012年07月11日
スペインと言えば、欧州連合(EU)金融危機の激震地だ。スペインでは治安は悪化した上に物が不足して、国民生活はさぞや貧窮しているのではと思いがちだが、そうでもないそうだ。
海外に精通した古くからの友人と話をすると、1カ所に長期滞在するならば、若干のリスクはあるものの、ギリシャ・ポルトガル・スペインは今がベストかも知れないという話題がよく出る。
ユーロは安いし、物価は元々高くない。治安だって悪くない。報道が一部の地域をあたかも全体のごとく取り扱っているに過ぎない。ギリシャやスペインの状況は日本だって同じようなものだ、というのだ。日本には1000兆円の借入金があり、東日本大震災と原発事故が起こり、毎年、西日本をはじめとして台風と大雨の被害がある。「国難」と叫ばれ、国債の格付けが下がったところで、我々の生活はどう変わっただろうか。確かに、食べ物の原産地は確かめるようになったが、代替品が豊富だから何ら困ることはない。
ギリシャやスペインも日本と同じで、市場には、新鮮な果物と野菜、安価な肉や魚、そして水と同じ程度の値段で美味なワインが並んでおり、一般市民の生活は裕福そのもの。話の半分以上は、最近ギリシャやスペインに行った人から聞いたので信用出来るそうだ。サッカーファンの諸君、夏休みはスペインだよ!
ところで、スペイン代表チームの強さの秘密は何だろうか。
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